Australian open 2016
全豪オープンのドロー決定!!!
http://www.ausopen.com/en_AU/scores/draws/ms/index.html
とりあえず日本男子の対戦相手を主に紹介です!
第7シードの錦織はまたしてもジョコビッチ山(;O;)
1R コールシュライバー
2R 予選上がりorクラチェック
3R ガルシアロペス(第26シード)
4R ジョーウィルフリード・ツォンガ(第9シード)
QF ノバク・ジョコビッチ(第1シード)
SF ロジャー・フェデラー(第3シード)
F アンディ・マレー (第2シード)
むしろ,速い段階でジョコビッチと当れるのをラッキーだと思い,頑張ってもらいましょう(笑)
たぶん,きっと,ジョコビッチも嫌がってる(笑)
西岡良仁は1回戦がクエバス(世界ランク41位)で,それに勝てばキリオス(第29シード)とです!
西岡いわく,キリオスはジュニア時代からよく見ているけど,大したことないらしいので(笑),ぜひ2回戦突破してもらいましょう!!
ダニエル太郎はロソル(世界ランク54位)が1回戦の相手です.
2012年?のウインブルドンの2回戦で全盛期のナダルをぶちのめして一躍有名になったあのロソルです(笑)
2回戦がアメリカのホープでこの前相手のためにチャレンジをした心優しきジャックソック(第25シード)で,それに勝てば第4シードのワウリンカと試合が出来るのでぜひ3回戦進出してもらいたいです!
男子の予選組は杉田が予選決勝を,添田と伊藤が2回戦をこの後戦います!守屋と内山は残念ながらすでに負けてしまいました.
1回戦の注目カードとしては,ジョコビッチ対韓国のライジングスターHyeon Chung(世界ランク51位,10代で一番世界ランクが高い?)や,ツォンガ対バグダディス,ナダル対ベルダスコとかですかねー.地味に2回戦が好カードになりそうな試合が多そう!(^^)!
あとは個人的にヒューイットがこの全豪オープンで引退するので,ヒューイットの怒涛の快進撃にも期待です!(2回戦が第8シードのフェレールですが・・・)
そして,女子は本戦に奈良,土居,日比野がダイレクトインで,なんと日比野の初戦の相手がシャラポワ\(゜ロ\)ココハドコ? (/ロ゜)/アタシハダアレ?
土居の相手も第7シードのケルバーと,日本勢のドロー運の悪さ(笑)
2015年
BUSHIDO
英語の原著を読むのが一番かと思ったのですが,英語が古くておそらく挫折しそうなので,英語と和訳が載っている本を買ったのですが,これが微妙すぎました(笑)
内容はおそらく面白いのですが,英語の勉強なのかBUSHIDOを読むのか,二兎を追うものは一兎をも得ずという感じになって,内容が頭に入ってきません.
諦めてもう一度,単なる翻訳された文章の本を買おうと思います・・・
最終的にはやっぱり英語の原著を読めたらいいなー
BUSHIDOの中の義,勇,仁,名誉,礼,忠義,誠という武士道7つの徳は自分の理想に近いものがあり,そこに惹かれて読み始めました.
新渡戸稲造さんがBUSHIDOを書こうと思った理由は,海外の人に「日本には宗教教育がないのに,どうやって道徳教育を行うのか?」と言われたからのようです.
確かに自分の時代でも「道徳」の時間は学校にあったにはありましたが,本当にそこで道徳を学んだかと言われると疑問がわいてきます.
悪いことをした時に親が叱ってくれたとかはもちろんあると思うのですが,よく考えると自分の道徳の基礎を作ったのは特撮や漫画,アニメ,そして部活かなーと
小さいころによく見た特撮や漫画やアニメで,よくわからないけどウルトラマンがかっこよかったり,主人公がかっこよかったりした記憶がうっすらとあります.
そして,部活で他人との競争や協調性を学んできたのかなー
とりあえずBUSHIDOを読んで,もう一度自分の理想を学び,少しでも理想に近づけるようにしていけるとよいかな
あ,そういう意味でも以下の記事はとても素晴らしかったです.
こういう大人になれるように頑張らねばです.
家出する娘を家族総出で「いってらっしゃい」って手を振って見送る話が個人的にはツボでした(笑)
たった一人の信頼できる大人との出会いが子どもを育てるーー子ども精神科医小澤いぶきさんと父・小澤龍一さんに学ぶ家族のかたち
正義には圧倒的力が必要
高校生の頃,「ウルトラマンメビウス」を見てとても心に残った言葉があります.
メビウスはウルトラマンとしてはルーキーで,初めて地球で敵と戦った時に苦戦しながらもなんとか敵を倒しました.
しかし,そこで地球人から厳しい言葉がありました.
「バカヤローッ!何て下手糞な戦い方だ!
周りを見てみやがれ!これでもウルトラマンかよっ!
なんも守れてねぇじゃねえか!」
メビウスの周りには残骸と化した街の姿がありました.
正義は町を守るという縛りを受けながら敵を倒さないといけない分,圧倒的に敵よりも強くないといけないわけです.よくある守るべきものの存在とでもいうやつですかね.
現実世界でも,例えばスポーツの世界では,「スポーツマンシップ」「正々堂々」ということが美徳とされることが多いと思いますが,一方で勝つためにはルール内ならどんなことでもやるべきという考え方もあります.
つまり,前者では明文化されていないルール(モラルのようなもの)も守りながら戦い,後者では明文化されているルールのみを守りながら戦うということかと思います.
ただ,スポーツの場合はトッププロでもない限り上記の問題は死活問題にはなりません.むしろアマチュアレベルでは後者のやつは仲間内からはじき出されるでしょう.
しかしながら,私たちは学校という教育の場から離れ社会に出ると本当の「人生ゲーム」が始まるわけで,生き残るためには法律というルールの中でどんなことでもやらないとすぐさま他人に蹴落とされ,ゲームオーバーとなってしまいます.
そんな中で自分の信念を曲げずに,正々堂々と生きていくためには圧倒的な力が必要になってきます.
漫画とかなら,正義側が勝つ理屈として「守るべきものの存在」が主人公を強くさせます.でも現実世界ではそういう例はほとんど見かけたことがありません.
正義がそういう相手に勝つ場合は正義側が圧倒的な力を持っている場合くらいです.
今までアマチュアレベルのスポーツをやってきて「スポーツマンシップ」「正々堂々」などの信念を守るのは,そこまで難しいものではなかったけれど,現実世界では想像以上に難しく,これまで以上にとてつもなく努力が必要なのだなと感じています.
これが社会の荒波にもまれるってやつか(笑)
おわり
醜いアヒルの子定理
これ少し面白かった.
「醜いアヒルの子と普通のアヒルの子の類似性は,任意の二匹の普通のアヒルの子の間の類似性と同じになるという定理」らしいです
例えば,10円硬貨と100円硬貨の違いと100円硬貨同士の違いに違いはない.ということです.
これは直観に反するように感じられます.
なぜなら,私たちは100円硬貨同士のほうが類似性が高いと感じるからです.
しかしこれは,硬貨の価値(10円か100円)に優先度を置いているから差が出てくるわけです.
傷の場所や重さなど色々と違う点はあるけれど,硬貨の価値というのを無意識的にそこに重点を置いているということですね.
機械学習でいう重みがこれにあたるかと思います.
どのような判別の時に,どのような特徴量にどのくらいの重みがつくのかという点は新しい視点かなーという気もします.
自分があまりそういう考え方をしてなかっただけですけど(笑)
忙しくて時間がない!!という人へ
研究もしなくちゃいけない,論文も書かないといけない,grant proposalも書かないといけない,ミーティングもしなくちゃいけない,あれもしないとこれもしない...
でも研究以外のパーソナルな時間も大切にしたい!
そんな皆さんのために"The balanced researcher"を紹介します.
(同じ研究室の先生に教えていただきました)
この資料を読めば以下に関する知識が得られるようです.
①仕事をより効率的にする戦略
②人生の仕事と他の部分のバランスを取る戦略
③仕事や人生に大きなインパクトを与える特定な行動
資料は以下から手に入ります.
http://www.bris.ac.uk/researchstaff/yourcareer/vitae-booklets/balanced-researcher.pdf
まず,最初のたとえ話が面白い(笑)
8.00am:書き終わらないといけない論文があるため早めに出社.e-mailのチェックをちょっとやってから論文を書こう.学生が参考文献が見つからないとかいうので,自分でやれよと思いながらも探してあげる.そして他のe-mailもチェック.
9.15am:もう少しでe-mailのチェックが終わる!昨日ラボのガラス製品が洗われていませんでした→僕じゃない(返信).面白い論文があったよ!→ありがとう!見てみるよ!(返信).関連する論文を探る.
10.00am:もうこんな時間なの!?コーヒーを飲む時間だ.コーヒールームにいって同僚と会話をする.
10.30am:うわ,ミーティングまであと30分しかないじゃないか,仕方ない,30分じゃ論文を直せないし,午後のセミナーの資料でもブラッシュアップするか.そしてミーティングが12.30pmに終わる.
1.30pm:やばい,すごく眠たい・・・この時間は頭を使わない簡単な作業をこなしておこう・・・.2.30pm同僚がドアをノックして入ってくる.「この測定器のキャリブレーションの手伝いをしていただきたいのですが?」.よく知っている測定器だから教えてあげて,ついでの統計解析に関しても教えたりした.
4.30pm:もうこんな時間か・・・パソコンをシャットダウンし,カバンをつかみ帰宅.ボスが今日の一日はどうだった?と尋ねてきた.「いや,今日も忙しくてたくさんのことをこなしましたよ.」と答えたが,肝心の論文に関してはほとんど進捗が無かった・・・
あるあるな日常すぎて笑えないです・・・
仕事のバランスを取るための10個の戦略
① Make a plan
② Pick the right things
正しくやることよりも正しいことをやる(例,私たちはすでに500kmも進んでいます!ただし反対方向にね)
③ Make time for research
午前中に必ず研究もしくは論文を書く時間を毎日入れておく!!
④ Learn how to say NO
これは特に日本人には必要かと(笑)
NOと言うのではなく,簡単にYESと言わないようにする.
「大変興味深いね!あとで連絡するよ!」,「ちょっと予定を確認しないといけないので,あとで連絡するよ!」
⑤ Delegate
⑥ Set realistic standards
⑦ Write regularly (and then submit it!)
一気に書こうとせずに,毎日でいいから少しずつ(30分でも良い)書く.
例えば,1週間に3日,2時間の書く時間を必ず取るとか
⑧ Don't check your email first thing in the morning
メールをチェックする前に,予定を立てる!
⑨ Use the 3 Ds of paperwork (and email)
Do it(すぐできるならやってしまってそれを予定から取り除く)
Dialize it(数分くらいかかることなら日記につけて,いつ行うのが良いかを確認する.)
Ditch it(やりなくない場合は捨てる)
⑩ Deal with distractions
プライベートでのバランスを取るための10個の戦略
① Establish boundaries between work and non-work
onとoffをきっちりと分ける!残った仕事を家でやるというのは比較的簡単に出来てしまうから気を付ける.家では絶対仕事をしないとか,家で仕事をするなら特定の時間だけにするとか.
② Get a routine
③ Ask your significant others before taking on major commitments
④ Be present
⑤ Book breaks and holidays
時間が取れれば休もうと言っていても,時間は来ない.休暇の時間は自ら作らないといけない.
週末に予定が無いと,週末にやればいいやーとぐずぐず先延ばしにしてしまうが,週末に予定を入れてしまえば,平日に終わらせないといけなくなって集中できる.
⑥ Delegate, outsource, get help
⑦ Exercise, diet and health
⑧ Me time
⑨ Review your priorities
⑩ Have fun!
最後は楽しめってこと!この論文がアクセプトされたら!とか,この博士論文を書き終えたら!とか想像して(笑)
上記のことはみんな常識として大体わかっているけれど,どうして実行できないのか?
ひとつの理由は,今までの生活の中で習慣となってしまっているから
もう一つの理由は,少し客観的な視点を失ってしまうことがあるから
実行するためには,
①必ず実現できそうなこと(例えば,お昼ご飯は週3回外食にするとか)から初めて,少しずつ変化させていく.
②変化を明言する
③今すぐ実行できることを選択する
④自分自身に報酬を与える
変化の例
①朝にe-mailチェックするのをやめる
②朝に2時間必ず論文を書く時間を取る
③スケジュールのために日記をつける
④お昼ご飯は外食にする
⑤お昼ご飯を食べる
⑥週末は遊ぶ(仕事は持ち歩かない)
以上参考にしてみてください.
僕はとりあえず週末研究室でぐだぐだ勉強してしまうので,勉強の日とテニスをする日などをきっちりとわけて行おうと思いました.
一般的な集中力は脳全体の機能的な結合で決まっている
この前,脳の機能的な結合の状態で個人を特定できるという論文を紹介しましたが,
そのグループが今度は一般的な集中力の持続能力は脳全体の機能的な結合で決まっているという論文を出しました.
http://www.nature.com/neuro/journal/vaop/ncurrelnt/full/nn.4179.htm
この論文ではgradCPTというタスクを使って,個人の集中力の持続能力を計測し,個人の脳全体の機能的な結合との関係が強いものを使って個人の集中力の持続能力を予測するということを行っています.
さらに,この研究では汎化性能を調べるために,課題とは独立なデータを使ったり,本当に独立なADHD患者のデータを使っています.
さらに,特定の脳内ネットワークに含まれる結合を取り除いても同じような結果が得られたことから,特定の脳内ネットワークが重要なのではなく,脳全体の結合が重要であるとしています.
このような結果から著者たちは,集中力には前頭葉が関わるという仮説ドリブンな先行研究では出ない結果であることを強調しているようです.
自分の研究でも集中力の持続能力と脳の機能的結合を対象としていることから,テーマもろかぶりということですごく注目しました.
内容的にも複雑な解析はほとんどなく,言いたいことも解析もすごくシンプルだという,素晴らしい研究だと感じました.
最近は複雑な機械学習法などを使って,結局何を言いたいのかわからにという研究も多くなってきていますが,
「素人のように考え,玄人として実行する」
ということがとても重要だと感じました.