オバマ大統領の広島での演説

オバマ大統領の広島での演説を聞きました.
同時通訳が嫌いなので(テニスのチャンピオンスピーチの時とかすごくイライラするw),英語を生で聞いたのですが拙い英語力のため半分くらいしか理解できず,結局全訳に頼るという情けない始末でしたが...

中2の時に広島に平和研修に行った時は,本当のところを言うと,めんどくさいとかの気持ちのほうが強く,戦争や原爆が恐ろしいという印象だけがあった気がします.ちょうど「はだしのゲン」にもはまっていた時期でしたし(笑)
でも,今になって被爆者の話を直接聞けたことは,今の時代の自分達にしかできない経験だし,人生の財産になっている気がします.大切なのはこの経験を伝えていくことなのだなと実感しています.

2年前に実験で広島に行った際に原爆記念館を見た時には,中2の時とはまた違った印象を受けました.
どうしてこんな悲惨なことになったのだろうか?という,国と国との関係性などに意識がありました.戦争が起こる理由,原爆が落とされた理由,もちろん小学校の時の授業で習いはしましたが,受動的に考えるのと能動的に考えるのでは自分の気持ちの動きが大きく違いました.

そして,今回オバマ大統領のスピーチを聞いて,どうすれば今後このような悲劇を繰り返さないですむようになるかを考えないといけないと思う気持ちになりました.
特に,科学の力には一歩間違えると大きな過ちを生み出してしまう力があるということは科学者を目指す身としては常に考えるようにしたいです.

こう思い直すと,思考の流れとして,初めは目に見えることだけを考え(戦争怖い),次に過去の出来事から学ぼうとし(なぜ戦争が起こるのか),これらのことを未来につなげていく方法を模索する(どうすれば戦争がなくなるのか)という流れがあるのもとても興味深かったです.

 

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WordからPDFへ変換する方法

学振PD申請書の提出が終わりました.

去年?今年?から提出方法が紙媒体ではなく,ネット上でのファイルの提出になっていました.

 

学振のサイト上ではwordファイルかpdfファイルでの投稿が求められ,wordファイルを投稿してもネット上でpdfファイルに変換され提出される,という形式でした.

 

で,自分の場合,フォントとかを特殊なフォントにしてWordで書いていたので,pdfの変換を一歩間違えるとエライことになってしまう危険性がありました.

そこで,Wordファイルからpdfファイルへの変換方法を色々と調べたのでまとめておきます.

 

①Wordの機能でpdfに変換

Wordの中にpdfファイルに変換して出力という機能があります.

一番簡単.

 

②保存の時に,保存形式をpdfにして保存

「名前を付けて保存する」ボタンを押して,ファイルの保存形式をpdfに指定して保存.

まぁ簡単.

 

Adobe Acrobatなどからpdfに変換して保存

Acrobatのアプリから,PDFを作成を押して作成.

これも簡単

 

④印刷を押して,Adobe PDFをプリンターにして保存

そこそこ標準的なのかもしれないけど,ちょっとアクロバットな変形の仕方.

 

⑤Windows10に標準装備のMicrosoft Print to PDFを使用して保存

④と同じ感じでWin10ではAdobe PDFと同じように印刷プリンターとしてMicrosoft Print to PDFというプリンターがあるので,それを使って変形.

 

Wordのサイズが2000KBくらいなんですけど,それぞれpdfファイルのサイズは結構変わってきます.

具体的にはWord: 2053KB, ①1540KB,②1593KB,③2161KB,④1037KB,⑤20896KB,となりました.

 

⑤だけ異次元にファイルサイズが違いますが,そのおかげか知りませんが,印刷したときにも一番きれいでした.

②は要注意でベクター形式で図を貼り付けていた場合,図の中でずれが生じていました.

文字のつぶれ具合などを見ると,④は割と良い感じで,①~③は微妙に文字がつぶれたりしていました.⑤は最強に綺麗.

③はせっかくベクター形式で図を作成したにも関わらずbit形式の図になってしまい,図の中の文字が汚くなっていました.

 

まとめると,⑤Win10に標準装備されているMicrosoft Print to PDFを使用して,印刷ボタンからpdfファイルに変換するのが最も綺麗でした.ただし,ファイルサイズがとてつもなく大きくなってしまいます.

次に綺麗だったのが④adobe PDFを使用して,印刷ボタンからpdfファイルに変換するのがよかったです.ファイルサイズも小さくて軽いし.

③はベクター形式の図が崩れる,②はベクター形式の図がbit形式になってしまうという点であまり使わないほうが良さそうです.

①はやっぱり無難ですが,印刷された時の文字はそんなにきれいではありません.

 

ただ,今回の学振での投稿では,ファイルサイズが3MBまでという罠が,アップロードしてから待ち受けていたため,20MBにもなる⑤の技は使えませんでした・・・

結局自分は,このあとも色々と試行錯誤を重ねて,フォントを基本的なものに変更したうえで,学振のWEB上でWordファイルを投稿してpdfに変換したものが図,文字ともに一番きれいだったのでそうしました.

ただ,その場合,ベクター形式の図がたまーに崩れる(今回,矢印が反対方向を向くというトラップがありました(笑))ので,お気を付けください.

ベクター形式の図が崩れるのは他のpdf変換でも起こり得るので,pdfに変換した後にチェックをするのは必須です.

 

様々な言葉に反応する脳領域

Gallant labから新しいNature論文が(゜o゜)

Natural speech reveals the semantic maps that tile human cerebral cortex : Nature : Nature Publishing Group


詳しいことはあまりよくわからないけど,ストーリーを聞いている時の脳活動を死ぬほど集めて(今はやりのビッグデータ(笑)),色々な言葉によって反応する脳領域を包括的に調査して脳上にマッピングしたってことかな?
とりあえずGallant labの図は本当に綺麗!(^^)!
こんな図とか映像作りたい・・・
なんにせよ最近はScienceにはヒトのfMRI論文が少しずつ出てきてたけど,Natureにはほとんど出ていなかったので,とても久しぶりなんじゃないかなー
少し勇気づけられます.


motor planning中のマウスの脳活動とオプトジェネティクスを使った論文も出たみたいですね.
こちらは何が新しいのかちんぷんかんぷんですけど(笑)

Robust neuronal dynamics in premotor cortex during motor planning : Nature : Nature Publishing Group

ひとを〈嫌う〉ということ

今、広島行きの新幹線の中で中島義道の「ひとを〈嫌う〉ということ」を読んでいます。

去年から本を読むのを習慣にしていましたが、最近は思い立って自分の価値観を広げられるような本を読もうとしています。

この本は、ひとは当たり前のように「ひとを嫌ってはいけない、憎んではいけない」と言いますが、そのような負の感情も受け入れてあげようという趣旨で書かれています。

確かに、今まで嫌いな人もどこか良い部分を見つけて、良い人だと思うようにしないといけないと思って実践していました。
それなりにこの考え方も好きですが、好きも嫌いもありのままに受け止めるっていうのも面白いかなと思いました。

まずは他人の好きと嫌いを受け止めることが出来れば、それが自分自身の好きと嫌いを受け止めるのに役立つかもしれません。


発想の転換

毎日の記録を残すのと一緒に毎日一枚写真を撮るようにしています。
一説によると写真があったほうがその日に何をやったかなどを思い出しやすいそうで、毎日同じような日々の繰り返しだったので、それでも日々の違いを出すために始めました。

その日にやったこと、さりげない景色、その日読んだ論文、本など当たり障りなく写真を撮っていましたが、最近撮ろうとする写真が同じになってきました。
いい天気の空とか、風景とか、その日作った料理とかです。

でも昨日発想の転換に至りました。

もっと大局ではなく、細かい部分に注目したらどうかと。

そこで撮ったのが

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なめくじ(笑)

今日撮ったのが

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たんぽぽ

大局を見ているだけではわからなかった日々の変化を気付く良いきっかけになりました。

研究でも似ているかもしれないけど、本質的には少し違うっていう研究も多い気がするので、そういうのにしっかり気付けるようになっていきたいものです。

自信がなくなって落ち込むとき

大事な試験に落ちたとき、大事な試合に負けたとき、なんだか色々うまくいかないとき(笑)

 
そんなときは自信がなくなってしまいます
 
そして、その後自信を上げるためにやってしまいがちなのは、人と比較することです
 
あの人にはこの部分で自分の方が優れてる!とか。そうすることで確かに一時的に自信は回復しますが、比較することにはデメリットもあります。
例えば、「あれ?あの人より自分の方が優れているはずなのに、どうしてあの人は自分より楽しそうだしうまくいっているように見えるのだろう?やっぱり自分はダメなんだ」というように、また落ち込みます。
 
なぜそうなるのか?
それは、人と比較する場合、中身だけでなく結果なども合わせて比較してしまうからだと思います。
そもそも落ち込んでいる理由が自分の中身ではなく結果(色々うまくいかない)なので、その結果が相手よりも優れているということは少ないでしょう。
 
じゃあどうすればいいのか。

よく言われるのは、「見えるところだけ見ているからだよ。あの人だって裏では様々な努力してたり苦悩を抱えているんだよ。目に見えるものばかりで比較してはいけない」ということ。これは真実だとは思うんですけど、見えないものを考えろ、みんな平等なんだと言われても、ネガティヴなときには受け入れられません(笑)
 
相対的ではなく絶対的に自分を認めてあげることが必要!ナンバーワンじゃなくてもオンリーワンでいいじゃない。とも言われますが、どうしたらええねん!っていつも思います(笑)
オンリーワンになるための手っ取り早い方法が何かでナンバーワンになることなんじゃないのかってずっと思ってました。
だからあの歌を素直に受け入れられませんでした(笑)
 
 
色々解決策を考えているうちに思ったのは、ただ疲れていることが問題なのかな、と。
大事な試験の前、大切な試合の前、落ち込む前にはそれなりに頑張っていたからこそ、結果が悪くて落ち込んだんだと思います。
疲れているときにまた頑張ろうとしても、やっぱりうまくいかないことが多いんじゃないですかね。
 
なので、落ち込んだら、とりあえず落ち込む!動かない!美味しいものを食べる。
なんでもいいので時間を潰しましょう。時間が解決してくれることは意外と多いです。
 
ジョコビッチも錦織を相手にするときは、嵐が過ぎ去るのを待つことが大切と言っています。
錦織がジョコビッチに勝った試合では、錦織が絶好調の場面でジョコビッチのメンタルが崩されていましたが、最近は違います。錦織が絶好調のときには心を無にしてジョコビッチは錦織の隙を伺い続けています。嵐が来ているときに対抗しようとすると、敵わずに自信を失います。
現状を受け入れてじっと待つ。
積極的に何もしない。
 
何かを向上させようとするときに、人は何かをしてしまいがちで、こういう積極的に何もしないということは意外と難しいです
 
でもこれが重要なんじゃないかと思います.
 
自信が無くなって落ち込んだ時には,積極的に何もしない(笑)