早く上達する人とそうじゃない人の違い
お疲れ様です.
最近とても偉い方々とたくさん話す機会があって感じたこと.
偉い方々は知識量がすごいとか頭の回転が速いとか,色々とすごいのですが
何が一番すごいかと感じたかと言うと・・・
「自分の研究に関して,とても深く深く考えている」
ということだと思った.
僕の研究について話しているときは,頭の回転が速くてついていけないことや,
専門用語が飛び出してついていけないことはあるものの発想的にはそんなに違いがないということを感じた.
あとはそれをどれだけ深く深く掘り下げていけるか.
これに尽きるのだと.
知識量は勉強すれば補えるし,頭の回転の速さは他の人よりも時間をかければ補えるし,あとは自分の研究についてとことん考えつめる根性だけだと.
肝に銘じて頑張ろうと思います.
今日の論文
Temporal structure of motor variability is dynamically regulated and predicts motor learning ability. nature neuroscience 2014
同じ練習をしているはずなのに,すぐにうまくなる人,なかなかうまくならない人がいる.何が違うのだろうかと言う問いに答えてくれる論文.
その違いとは・・・「運動の際のバラつきの大きさ」である.
簡単に言うと,運動が良くバラつく人ほど学習が速いのである.
この論文では,このバラつきを強化学習の探索と表現している.
つまり,いつもいつも同じように動かそうとするのではなく,
ああではない,こうでもない,と色々な体の動かし方をする方が良いのだ.
なるほどである.