WordからPDFへ変換する方法

学振PD申請書の提出が終わりました.

去年?今年?から提出方法が紙媒体ではなく,ネット上でのファイルの提出になっていました.

 

学振のサイト上ではwordファイルかpdfファイルでの投稿が求められ,wordファイルを投稿してもネット上でpdfファイルに変換され提出される,という形式でした.

 

で,自分の場合,フォントとかを特殊なフォントにしてWordで書いていたので,pdfの変換を一歩間違えるとエライことになってしまう危険性がありました.

そこで,Wordファイルからpdfファイルへの変換方法を色々と調べたのでまとめておきます.

 

①Wordの機能でpdfに変換

Wordの中にpdfファイルに変換して出力という機能があります.

一番簡単.

 

②保存の時に,保存形式をpdfにして保存

「名前を付けて保存する」ボタンを押して,ファイルの保存形式をpdfに指定して保存.

まぁ簡単.

 

Adobe Acrobatなどからpdfに変換して保存

Acrobatのアプリから,PDFを作成を押して作成.

これも簡単

 

④印刷を押して,Adobe PDFをプリンターにして保存

そこそこ標準的なのかもしれないけど,ちょっとアクロバットな変形の仕方.

 

⑤Windows10に標準装備のMicrosoft Print to PDFを使用して保存

④と同じ感じでWin10ではAdobe PDFと同じように印刷プリンターとしてMicrosoft Print to PDFというプリンターがあるので,それを使って変形.

 

Wordのサイズが2000KBくらいなんですけど,それぞれpdfファイルのサイズは結構変わってきます.

具体的にはWord: 2053KB, ①1540KB,②1593KB,③2161KB,④1037KB,⑤20896KB,となりました.

 

⑤だけ異次元にファイルサイズが違いますが,そのおかげか知りませんが,印刷したときにも一番きれいでした.

②は要注意でベクター形式で図を貼り付けていた場合,図の中でずれが生じていました.

文字のつぶれ具合などを見ると,④は割と良い感じで,①~③は微妙に文字がつぶれたりしていました.⑤は最強に綺麗.

③はせっかくベクター形式で図を作成したにも関わらずbit形式の図になってしまい,図の中の文字が汚くなっていました.

 

まとめると,⑤Win10に標準装備されているMicrosoft Print to PDFを使用して,印刷ボタンからpdfファイルに変換するのが最も綺麗でした.ただし,ファイルサイズがとてつもなく大きくなってしまいます.

次に綺麗だったのが④adobe PDFを使用して,印刷ボタンからpdfファイルに変換するのがよかったです.ファイルサイズも小さくて軽いし.

③はベクター形式の図が崩れる,②はベクター形式の図がbit形式になってしまうという点であまり使わないほうが良さそうです.

①はやっぱり無難ですが,印刷された時の文字はそんなにきれいではありません.

 

ただ,今回の学振での投稿では,ファイルサイズが3MBまでという罠が,アップロードしてから待ち受けていたため,20MBにもなる⑤の技は使えませんでした・・・

結局自分は,このあとも色々と試行錯誤を重ねて,フォントを基本的なものに変更したうえで,学振のWEB上でWordファイルを投稿してpdfに変換したものが図,文字ともに一番きれいだったのでそうしました.

ただ,その場合,ベクター形式の図がたまーに崩れる(今回,矢印が反対方向を向くというトラップがありました(笑))ので,お気を付けください.

ベクター形式の図が崩れるのは他のpdf変換でも起こり得るので,pdfに変換した後にチェックをするのは必須です.