孫子の「兵法」とテニス
いつか読みたいと思っていた孫子の「兵法」 本ではなくネットで中身を検索して読んでみたのでテニスと関連させてまとめてみました(笑)
戦うための基本事項
①道:民衆の意思を君主に同化させる. テニス部でいうと部内の意識の統一
②天:気温の寒暖や四季の移り変わり テニス部でいうと天気や四季などを考慮すること. 風とかもかな
③地:地形を知ること テニス部でいうと,ハードコート,クレーコート,オムニコートとか?
④将:将軍がしっかりしていること テニス部でいうと,主将が物事を明察できる智力,部下の信頼,部下を思いやる仁慈の心,困難にくじけない勇気,部を維持する厳格さなどを備えていること
⑤法:軍隊の部署割を定めたり,軍の指揮権などをしっかりすること テニス部でいうと,各自の役割を決めたり,目的を決めたりすること
比較・計量する基準
①君主はどちらが民心を掌握できる賢明さを備えているか?
②将軍の能力はどちらが優れているか?
③天地がもたらす利点はどちらにあるか?
④軍法や命令はどちらが徹底しているか?
⑤兵力数はどちらが強大か?
⑥兵士はどちらが軍事訓練に習熟しているか?
⑦賞罰はどちらが明確に実行されているか?
敵に偽りを示す方法
相手がポイントを欲しがっているときは,それを利用する.
→相手が絶対に欲しいポイントではリスクを下げてくるところを狙うとか?
具体的には絶対に欲しいポイントの時に早めに前に出るとか
相手がうまく攻撃してきているときは守りに徹する
→??
相手の戦力が強大な時は,それを避ける.
→フォアの調子がよさそうな時はバック狙うとか,ダブルスだと相手のクロスリターンの調子が良ければ,チェンジやIフォーメーションをして相手にストレートリターンを打たせるとか
相手が謙虚な時は,驕りたかぶらせる
→相手が真面目にやってくるときは,慢心を起こさせるようにする. これはどうすればええんやろうか(笑) ヒカルの碁の三谷対ダケさんみたいに弱い振りするとか?(笑)
相手が親しみあっているときはそれを分裂させる
→相手のペアが仲良さそうであれば,片方を集中狙いするとかして仲たがいさせる
相手が自軍の攻撃に備えていない地点を攻撃する.
→フォアの逆クロスに備えられた場合,ストレートを打つとか
どこに勝算があるかをしっかりと把握する
敵の戦略を未然に打ち破ることが重要
相手を知って,自分を知れば百戦してあやうからず.
相手がどのくらいの確率でどこにどのようなショットを打ってくるのかを知っている.
また,それがどのくらいの確率で決まるのかを知っている.
自分がどのくらいの確率でどこにどのようなショットを打てるのかを知っている.
また,それがどのくらいの確率で決まるのかを知っている.
守備は攻撃よりも強力
うまく戦う人は相手が自分を攻撃しても勝つことの出来ない態勢を作り上げたうえで,相手が体勢を崩して,自分が攻撃すれば勝てる態勢になるのを待ち受けた.
敵が自分に勝てない態勢を作り上げるのは自分でどうにかできることだが,自分が相手に勝てる態勢になれるかは相手に属することで自分にはどうすることも出来ない.待つしかない.「敵がこうしてくれたらこっちはこうするのに」は実現できない.
勝つ軍は勝利を得てから戦いをする.負ける軍は戦いを始めてから勝つ方法を考える.
戦いは定石通りの正法で不敗の地に立って敵と会戦し,状況の変化に適応した奇法で打ち勝つ
奇法と正法しかないが,織り交ぜることで変化は無限大となる.
(チェンジオブペースがそのよい例か?)
戦術と戦略の違い
戦略(strategy)とは,戦争に勝つための計略→試合に勝つための計略(試合が始まる前から準備する)
戦術(tactics)とは,戦闘に勝つための計略→ポイントを取るための計略(試合が始まってから臨機応変に対応する)
巧みに戦うものは,相手を思うがままに動かし,決して自分が敵の思うままに動かされたりはしない
利益を見せびらかせて,相手を自分の土俵に引きずり込む
大きな戦略として,利害を混ぜて洞察する.
→部活の勧誘とかに応用できる?
利と害をしっかりと見せる.
将軍には5つの危険が付きまとう
①決死の勇気だけで思慮に欠けるものは殺される
②生き延びることしか頭になく勇気に欠けるものは,捕虜にされる.
③短期で怒りっぽいものは,侮辱されて計略に引っかかる.
④清廉潔白で名誉を重んじるものは,侮辱されて罠に陥る.
⑤兵士をいたわる人情深いものは,兵士の世話に苦労が絶えない
地形をどのように利用するか
ポイントパターンの統計からサーフェスごとのうまい戦略を見つけ出すことは出来ないか?
指導者の理想像
将軍が兵士を治めていくのに,兵士たちを赤ん坊のように見て,万事に気を付けていたわっていくと,それによって兵士たちと一緒に深い谷底のような危険な土地にも行けるようになる.
兵士たちをかわいいわが子のように見て,深い愛情で接していくと,それによって兵士たちと生死を共にできるようになる.
しかし,手厚くするだけで仕事をさせることもできず,かわいがるばかりで命令することもできず,デタラメをしていてもそれを止めることが出来ないのではダメ.
「敵情を知って,味方の事情も知っておれば,そこで勝利に揺るぎがない.土地のことを知って,自然界のめぐりのことも知っておれば,そこでいつでも勝てる」
テニスの戦法とはいかなるものか??
フォアで攻める時の戦法
バックで攻める時の戦法
サーブで攻める時の戦法
リターンで攻める時の戦法
H攻撃とI攻撃
色々と参考になりそうなことはたくさん書いてありました. ただ,戦争とテニスでは,戦いということに関しては共通してますが,生死がかかっているかどうかなど異なる部分も多いので気を付けないとです(笑) 生死がかかってたらずるいもくそもありませんが,テニスはスポーツなのでスポーツマンシップにのっとる必要がありますしね.