【錦織の挑戦はまだまだ続く】
祝!錦織圭全米オープン2014決勝戦進出!!!
vs ノバク・ジョコビッチ
6-4,1-6,7-6(4),6-3
ラオニッチ、ワウリンカとの4時間を超える5セットマッチの死闘の末、
全米オープン準決勝までたどり着いた。
準決勝の相手は世界ナンバーワンのノバクジョコビッチ。
正直ボトムハーフのフェデラーやチリッチならいける可能性があるけど、ジョコビッチにはまだ勝つのは難しいだろうなと思っていた。
準決勝は日本時間7日の午前1時からジョコビッチのサーブで始まった。
キープキープで始まった試合は第3ゲームでジョコビッチのサーブを錦織がブレイク、すぐさまブレークバックを許すもののお互いのプレーにかたさがみられた。
このセットを決定づけたのは3-3で迎えた第7ゲーム、
錦織はジョコビッチサーブに対し、ダウンザライン(文字通り本当にライン上)のリターンエースを複数奪いブレイク。その勢いのままファーストセットは錦織が先取。
セカンドセットはキープキープで始まり、このセットももつれるかと思ったら、ジョコビッチが調子を上げてきて、ほとんどミスがなく錦織が世界ナンバーワンに追い込まれる。2ブレイクされて1-5とされた時点で錦織は気持ちをサードセットに切り替えていたように思える。
世界ナンバーワンの力を見せつけられ試合はワンセットオールに。
ジョコビッチが好調をキープしたまま、キープキープで迎えた第3ゲームの錦織のキープ
錦織はジョコビッチに15-40とブレイクチャンスを握られる大ピンチに。
しかし、ここを複数回のデュースの末に錦織がキープすると流れは錦織に。
このセット5-3、1ブレークアップとリードしたキープゲーム
このゲームを取れば勝利まであと1セットになる。
そんなプレッシャーが錦織の中に芽生えます。ジョコビッチがそれを逃さず、土壇場でブレークバックをし、試合はタイブレークに。
タイブレークにフルスロットルで入った錦織は4-0リードとなります。
錦織のダフォなどで少しいやな空気が流れますが、その後をきっちり抑えてタイブレークまでもつれたサードセットは錦織が取ります。
フォースセットはジョコビッチがご乱心しながら試合に入ります。
サーブが全く入らず、ストロークのミスも明らかに早い。
第1ゲームを錦織がブレークし、このまま6-0いくかと思われた錦織サーブの第2ゲーム。
0-40と追い詰められたのは錦織。
ここをサーブを軸に乗り切った錦織は2-0とリードします。
ここから錦織はジョコビッチのサーブ時にはほとんど無理をせず、チャンスがあればフルスイングでポイントを奪いに行きジョコビッチにプレッシャーをかけます。
さらに自身のサービスゲームはきっちりとキープを重ねていきます。
先に崩れたのはジョコビッチのほうで、3-5からミスを重ね錦織に15-40とダブルマッチポイントを握られます。
ジョコビッチのフォアハンドがラインを割った時、錦織は今までで一番喜んでいたように見えた。
日本人では男女合わせても初めての決勝戦進出となりました。
錦織の決勝戦の相手はマリンチリッチで旧次世代エースを担う人材で、日本時間9日朝5時45分からWOWOWで放送開始です。
日本の歴史的快挙をぜひ地上波で!!!