【祝錦織圭グランドスラム初のベスト4進出!】

全米オープン2014準々決勝vs ワウリンカ

錦織圭 3-6, 7-5, 7-6(7), 6-7(5), 6-4 で勝利!!!

 

第1セットは錦織のショットが全体的に浅くなってしまい,ワウリンカのバックハンドの餌食になってしまいました.

早々にブレイクされてしまい,サーブも勝負所で入らずに1ブレイクダウンで第1セットを落としました.

やっぱり錦織はワウリンカとは相性が悪いのかとも思いましたが,

 

第2セットはアングルショットを用いてうまくワウリンカを左右に走らせ,

ワウリンカに無理をさせることが出来るようになってきました.

サーブもフォアサイドのワイドサーブが的確に決まり,一つの生命線になっていました.ワンチャンスをものにして錦織がブレークに成功.そのまま第2セットを取りました.

 

第3セットも第2セット同様うまくアングルショットを用いて,ワウリンカを左右に走らせ1ブレイクアップの5-2ワウリンカサーブまで持っていき,そこでもブレイクチャンスがありました.

しかしここを取れずに5-3錦織サーブ.

ワウリンカのナイスショットもありましたが,錦織が決め所を決めきることが出来ずに土壇場でブレイクバック,そのままタイブレークにもつれ込みました.

タイブレークは最初にミニブレイクしたのは錦織.

6-5の錦織サーブ.
セカンドサーブで勝負に出てセンターに!
ワウリンカがなんとかリターンしたボールをバック側にアプローチしてネットに詰めるのですが,ここでワウリンカがスーパーダウンザラインバックハンドパスショット(長い・・・)を決めます.

これには錦織もしょうがないといった表情でした.

次少し気落ちした錦織はポイントを落とし,6-7でワウリンカのセットポイント.

ここで今度は錦織がお返しとばかりに,スーパーダウンザラインバックハンドエースを決め,7-7!
その勢いのまま第3セットは錦織がタイブレーク9-7で取りました.

この時点で,僕の応援体力がなくなりかけました(笑)

 

第4セットは第3セットの疲れからか,二人とも静かに淡々とサーブキープを進めていきます.お互い虎視眈々とブレークチャンスは狙っているようでしたが,錦織が一回ピンチに陥ったくらいで第4セットもタイブレークに.
錦織はテンションを上げきれないまま,タイブレークは0-4ダウン.

しかしここから4-4まで追いつきます!

ただ,追撃もここまでで最後はワウリンカが気合で取り第4セットはワウリンカのものになります.

 

勝負のファイナルセット.

第4セット同様静かな感じでキープが続くものの,錦織の方が明らかにキープは辛そうでした.ひたすらブレイクピンチを鮮やかなボレーなどでしのぎながら虎視眈々とブレイクチャンスを狙います.

4-4となるところで午前8時半,試合開始から4時間以上経過したところでWOWOWがダウンします・・・まじでWOWOWを訴えてやろうかと思うこのタイミング.

全米オープンのサイトのライブスコアで錦織がラブゲームキープするところを確認.そして5-4で突如ブレイクチャンスが訪れます.

15-15で攻めの錦織が復活し,フォアハンドでワウリンカを攻め15-30とポイント先行します.ここでワウリンカがダブルフォルト!!!
マッチポイント1つ目はワウリンカにしのがれますが,2つ目のマッチポイント,ワウリンカはファーストサーブが入らず,セカンドサーブもぎりぎりネットを超えてきたボールを錦織は深くバックでクロスにリターン,ワウリンカがストレートに持ってきたボールをフォアハンドでクロスに叩き込みこれをワウリンカがネットにかけ勝負が決まりました.

勝った瞬間の錦織の表情は嬉しさ爆発ということは全くなく,呆然とし疲れ果て,やっと試合が終わったことに対するほっとした表情でした(笑)

握手を交わした後からじわじわとにじみ出る笑顔が印象的でした.

 

錦織はグランドスラム初のベスト4進出!

次はジョコビッチ対マレーの勝者と土曜日に試合です.

ウインブルドンではラオニッチに苦汁を飲まされ,ディミトロフとラオニッチという次世代エースを担う若手たちに先にグランドスラムベスト4という戦績を残され,錦織も相当悔しかったことでしょう.

全米オープンが開幕する前に右親指を手術し,出場すら危ぶまれていたのに,自身初の快挙を成し遂げてしまいました(笑)

 

朝4時から観戦していて本当に良かった.

まだ10時なのに,すでにクタクタです.

今日も1日頑張りましょう.