小鳥が道端に倒れていたら

今朝,研究所の前に小鳥がドアの前でうずくまっていた.

とりあえず,近くの動物病院に電話をしたら,「ヒナではないか?スズメではないか?」と確認されました.

ヒナの場合は巣立ちの時期に弱っていると勘違いされて保護されることが多かったりして,鳥にとってもありがためいわくになるみたいです.

皆さんも気を付けましょう.

でも成鳥が研究所の扉の前でうずくまっているので弱っていると判断しました.

「今から連れてこれるか?」と言われ,徒歩10分もかからないところだったので連れて行くことにした.

(この時,自然は自然のままにしたほうが?とか,今自分の朝ごはんを買うお金も持ち合わせてないのに動物病院なんかに連れてって大丈夫か?とか色々葛藤がありましたが(笑))

掃除のおばちゃんに軍手を借りて,鳥を持った.

(野鳥は菌をいっぱい持ってるため,素手で持つのはやめましょう.)

こんなにしっかりと鳥を持ったのはいつぶりだろうか?(笑)

抵抗する様子もなく弱っている感じだった. 持って歩いていると,温まって元気が出てきたのか結構動くようになり,一回逃げられた(笑)

このままほっておこうかと思ったけど明らかに飛べる感じではなかったのでとりあえず動物病院には連れて行くことにした.

動物病院に行くと,「野鳥ですので,基本怪我とかしてなかったら元気になりしだい放鳥しますので,それまでお預かりします」とのこと.

こんな朝からご迷惑をおかけしました.

動物病院のかた,ご親切にありがとうございます.

これも田舎だから経験できることかな(笑)

漫画ならここから俺と野鳥の友情物語が始まり,感動の最終回には涙の放鳥シーンになるところなのでしょうが,俺と野鳥の関係はこれで終了です.

これが現実・・・

 

今日の論文①

Rapid Online Selection between Multiple Motor Plans

Journal of Neuroscience 2014

この論文は,どうやって素早く複数の行動から行動を選ぶのかを調査している.

例えば,テニスの場合相手のボールをクロスに打つかストレートに打つか,ストレートに打とうと思ったら相手がストレート方向に走ったためクロスに打った.

みたいな選択をどのように行っているかである.

身体はストレートに打ち始めているにもかかわらず,そこからクロスを打つ動作にかえなければいけないというのは,実はとても複雑なことが起こっているのである.

ロボットはそんなことできません.

力場上で障害物の間をリーチング通り抜けるようなタスクをやってるみたい.

まっすぐ動かして障害物の間を通ろうとしたら急に右に曲がったら左に戻さないといけなくなる!みたいな感じである.

ただ結論はもっとよく読まないとわからない・・・

 

今日の論文②

fMRI BOLD Signal Changes in Elite Swimmers While Viewing Videos of Personal Failure

Brain Imaging and Behavior 2008

これはエリート水泳選手を対象として,自分の失敗しているときの映像を見ているときと普通の映像を見ているときの脳活動の違いを調査している論文.

自分の失敗しているときの映像を見ているときはうつ病患者のような脳活動になるらしい.ホンマカイナ(笑)筆者のMaybergさんがsgACCとLeft DLPFCの説が好きやからそんなこと言ってるだけな気もするけども(笑)

 

今日の論文③

Enhanced Temporal but Not Attentional Processing in Expert Tennis Players

Plos One 2008

テニス選手のエキスパートがどんな知覚能力を持っているかを調査した論文.

7つの視覚テストを行っていて,時間に関係する能力(ボールの速度認識のような能力)が高いことがわかった.

これは前に紹介した,ビデオゲームでランダムドットモーションタスクの反応時間が速くなることとも関係しているのではないだろうか・・・

んーここら辺を参考文献に研究をしてみたい・・・